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トルク係数(K 値):完全ガイド

📅 2026-10-14📖 約4分📚 出典:GB/T 16823.3-2010 / ISO 16047
#トルク係数#軸力#摩擦係数#締付トルク

⚡ 要点

  1. 基本式:T = K × F × d(トルク=トルク係数 × 軸力 × 呼び径)。
  2. 代表的な K 値:乾燥状態の亜鉛めっきで 0.20、潤滑時 0.10–0.14、PTFE で 0.08–0.12。
  3. トルクの行き先:約 90% が摩擦で消費され、軸力になるのは 10% のみです。
  4. 規格:GB/T 16823.3-2010、締結部品-トルク/締付力試験。
  5. 注意点:同じトルクなら K が低いほど軸力は高くなりますが、ばらつきも大きくなります。

1. K 値が重要な理由

締付トルクは次の式に従います。

T = K × F × d

ここで T はトルク(N·m)、K はトルク係数、F は軸力(N)、d は呼び径(mm)です。

重要な事実は次のとおりです。

  • トルクの約 50% は座面の摩擦で失われます。
  • 約 40% はねじ山の摩擦で失われます。
  • 軸力になるのはわずか 10% です。

2. 代表的な K 値

表面処理/潤滑K 値摩擦係数 μ
亜鉛めっき、乾燥0.200.15
黒色酸化皮膜、乾燥0.20–0.240.16
カドミウムめっき、乾燥0.180.13
亜鉛めっき+マシン油0.140.10
二硫化モリブデン0.10–0.120.08
PTFE コーティング0.08–0.120.07
Dacromet0.12–0.150.10
ステンレス、乾燥0.25–0.300.18

3. トルク/締付力試験

規格:GB/T 16823.3-2010 / ISO 16047。

方法:

  1. 試験片をトルク変換器と軸力変換器の間に挟み込みます。
  2. 規定の回転速度で締め付けます。
  3. トルク-軸力曲線を記録します。
  4. K 値とそのばらつきを算出します。

合格判定:K の平均値が呼び値の ±20% 以内にあり、ばらつきが 10% 以下であること。

4. 計算例

例 1:M10、8.8、亜鉛めっき、必要軸力 F = 25,000 N、K = 0.20。

T = 0.20 × 25,000 × 0.010 = 50 N·m。

例 2:M12、10.9、Dacromet、F = 45,000 N、K = 0.13。

T = 0.13 × 45,000 × 0.012 = 70 N·m。

例 3:M6 ステンレス、乾燥、F = 8,000 N、K = 0.27。

T = 0.27 × 8,000 × 0.006 = 13 N·m。

5. 軸力の設定値

用途耐力に対する軸力備考
一般結合部60%安全余裕を残す
重要結合部70%自動車エンジン
交番荷重50%疲労対策
密閉結合部75%ガスケットの圧縮を保つ
降伏点締付け90%トルク+回転角法

6. K 値報告書の取得

🛠️ 技術サポート: Toprecision はご依頼に応じて、GB/T 16823.3 に基づく K 値試験報告書を発行します。
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